ヒカリ電気土木の歩み
社長の軌跡
職人時代の苦労
「こんな仕事やめてやる」と思っていた10代
いま振り返ると、本当に若い頃は印象深い仕事をたくさんやらせて頂いたなと感じます。
誰よりも熱い気持ちを持って現場に出ても邪険に扱われることも多くありました。
「なんでこんなに大切な仕事をやっているのに邪険に扱われるんだ」とずっと思っていました。
建築屋が頭にたって、設備屋である私たちは下という立場があったんです。
今でこそ「ライフラインをつくる大切な仕事」という部分で認められてきたので、自分が信じた仕事は
間違いなかったなと実感しています。
雑に扱われていた時期は「やめてやろうか」と思ったりした時期もありましたが、苦労をしていると
感じたことは一度もありませんでした。
今日休みたいとか思ったこともないし、多分この仕事が好きだったんでしょうね。
電気の仕事は昔からやりがいを感じていたんだと思います。
先輩はとっても怖かったですけどね(笑)
職人としての真の目覚め〜愛知万博〜
20代後半から携わった、今でも強く記憶に残っている仕事。
それが愛・地球博の仕事です
社会人、職人としての責任感、意識が完全に変わった「ターニングポイント」です。
テレビで見ると華やかに映っているのですが、裏側は本当に凄かったんです。
愛知万博の会場建設工事に数年間、開催中は180日間中176日滞在して、朝8時から夜中まで働いてました。
今では絶対にアウトな働き方改革の真逆の働き方ですね(笑)
ただ、この過酷な現場を体験して「これが国の行事なんだな」と感じたことを覚えています。
裏方がいるからこそ、表では最高の舞台が出来上がる。
会場を支えるやりがいのある仕事と思いながら1日1日全力で仕事に臨んでいました。
世界各国のVIPや、海外の同業者など、色んな人たちの出会いがたくさんあったことも貴重な財産です。
特に各国の海外の業者の「仕事のやり方」は勉強になりましたね。
例えば外国の電気工事業者は、電圧が違う日本で上手く作業していきました。
自分は外国の電気配線図など書いてあることなんて読めないし何が何だかわからない。
でも、確実な工事をすれば灯りは必ず灯る。
「電気は嘘をつかない」というヒカリ電気土木が大切にしている言葉は、この時の経験からきているのかもしれません。
とにかく愛知万博の会場建設というビッグな仕事を経験したことで、意識の改革と自分の中の引き出しが確実に増えたことは間違いのない事実です。
当時の自分をそんな現場へ配属してくださった会社の会長さんには、感謝とか一言では表すことができない、かけがえのない恩人です。
仕事に対する絶対的価値観
私はとにかく「働く人がワクワクできる仕事がしたい」ということを常に考えています。
難しい仕事こそ燃え上がる。
他の人ができないと言った仕事を絶対にやってやるという気持ちは日本で一番強いんじゃないかな?(笑)
ヒカリ電気土木の仕事に対する姿勢は「絶対にできないと言わない」ことかなと思います。
必ずできるという気概、姿勢で臨ことの大切さを日々スタッフには伝えています。
困難な仕事があればあるほど「知恵」が増えるんです。
基本の繰り返しがあってこその応用ができるので、基本は当然大切です。
ただ、それよりもまず「気持ち」の重要性を、私はこれからも会社に浸透させていきたいと考えています。
ヒカリ電気土木に集う仲間へ
〜大切なスタッフに対する想い〜
私のスタイルは「トップこそバカになれ!」です(笑)
日々真剣に現場へ向き合っているこいつらを笑顔にさせてやろう!
そう思ってスタッフと接しています。
うちの会社は仕事と仕事以外のメリハリが他社と比べても大きいと思います。
わかりやすく言うと「最初と最後は絞めるけど中間は楽しく」みたいな感じですかね?
上から目線の物言いはしない。
仕事は命がけだから徹底的に厳しく。
いざ仕事が終われば仲良く。
一緒に働く仲間にイヤな思いで仕事をさせたくないという気持ちが人一倍強いんだと思います。
私がこの会社をはじめてからこれまで、仲間に言い続けてきたことは次のことです。
やっぱり一人一人が成長できる、そんな環境をつくりたいと今でも思っています。
〈徹底して伝え続けていること〉
1:自分が言われてイヤだなと思うことは相手にしない
2:こいつこんなにイヤなとこあるけど「そいつの1つ良いことに目を向けなさい」
→自分が変われば相手が変わる
→相手が変われば行動が変わる
→行動が変われば生活が変わる
→1日で意識は変えられる
→全力でチャレンジしたミスは全て責任をとる
未来の仲間へ向けて
ヒカリ電気土木のスタッフは本当に皆んな良い人間ばかり。
これだけは胸を張って、自信を持ってはっきりと言えます。
世の中には色々な会社がある。
合う合わないはあるだろうけど、どんな仕事をするにしても「本気」でやればどんな仕事も最高に楽しく感じられるものだと私は考えています。
迷っているということは「やりたい」と少しでも思ったということ。
少しでも興味を持ったなら「1週間まずは俺んとこにこい!」と伝えたいですね(笑)
とにかく1歩踏み出すこと。
その行動、その勇気が未来を変えるんだと思います。
「お前の親、家族、全部俺が守る」
偉そうかもしれませんが、これが私のスタンスです。